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地元の企業としてZENに関わる意味(株式会社ザ・ワークス)

今回は、愛媛県西条市で人材派遣業をされている株式会社ザ・ワークス金本さんに地元西条高校の高校生がZENバサダー(ZEN親善大使)としてインタビューしました。
インタビューを受けていただいた人 株式会社ザ・ワークス 営業統括部 部長 兼 コンプライアンス担当 金本瑞樹
インタビュアー 西条高校商業科 太田歩乃夏(ZENバサダー) 西条高校商業科 加地実結(ZENバサダー) コーディネーター ZENTECH代表 鈴木直之
 
金本瑞樹氏以下金本):どうぞ。今からですね。

鈴木直之氏以下鈴木):はい。彼女たちが、他にいろんな会社があるにも関わらず、今回うちのZENTECHで、インターンとして勉強したいですって言って来てくれまして。

金本:素晴らしい。いいですね。

鈴木:で、まあ、これはいい機会やと思ってZENバサダーとしてインタビューさせていただこうと。

金本:はい、ほのかさんとみゆさんですね。ZENバサダーさん、よろしくお願いします。

加地実結・太田歩乃夏以下加地、太田):よろしくお願いします。

鈴木:今、実際にZENに参加していただいてる支援団体だったり、お金を出してZENを登録していただいている企業さんの方のリアルな話を聞いてもらって、実際そのお金を出してくれてる人たちがどういう気持ちでZENに参加してくれてるのかな、みたいなところを聞かせていただければと思って、今回ちょっとお願いした次第です。

金本:はいよろしくお願いします。

太田:まずは、普段金本さんがされているお仕事とかをお聞きしたいです。

金本:はい、僕はですね、人と仕事のマッチングですね。今特に日本の労働人口って逆ピラミッド、若手が少ないでしょ。で、特にこの地域なんてもっとなんですよね。高校出たら大学行くのって西条市じゃないじゃないですか。どこかに行った時にもうそこで住んでしまったり、海渡って関西行ったら関西から帰ってこないとか。という状況なので、この地域の企業さんって、若手の採用ってすごい大事なんですよね。 日本全体もそうだけど、縮図でもあるこの西条で人を探してる企業さんがいると。で、一方で仕事を探してて、ちょっとミスマッチでなかなかうまくいかへんと。自分のいいところ、ストロングポイントみたいなのをちょっとこうボタンかけ違って、全然違うところで働いてたりとか。あるいはそうじゃないような理由で、ミスマッチが起こってるとかいう人たちをうまくマッチングさせて、ちょっと偉そうなこと言うと、天職じゃないけど、その人がほんとにやりがいを感じる仕事についてもらうというのが理想ですけど、そういうのが僕らの仕事ですね。それをエスコートすると。
 
加地:ZENを使われていると思うんですけど、その使用感というか、使用してみて、どういうことを思いましたか。

金本:まずは全く知り得ることない縁、人ってもう縁が全てだと思ってるんですが、 それがこういうことで繋がって、特に地元で生きてる僕たちにとって、地元で、「あ、こういう活動してる団体があるんだ」というのを知って、で、それをサポートしてる人を見てええなと思って、僕もサポートするとかっていうんで、お互いWin-Winになればいいなと思ってるんで、ザ・ワークスZENっていうのを使われてたら、ちょっとこう「おっ!」て(笑) なんかあのブルン(通知)ってなるじゃないですか。そうなったら「おお、めっちゃ嬉しい」と。やっぱり何かに携わってるっていうのがすごく実感としてあるんで、金額とかじゃなくて、なんか絡んでるなーとかっていうのは思えたりします。 そういう繋がりを持って、自分の存在が少しでもこの地元の人に役立てればいいなっていうのがありますね。

太田:さっきもおっしゃられたと思うんですけど、自分が出したZENがいろんなところに配分されるというか、使われるじゃないですか。そういうのを見て、どう感じるかというか、まあ嬉しいっていうことは、今おっしゃっていただいたんですけど、より深く知りたいです。

金本:そうですね。例えば具体的にこれを買いましたっていうのがあったと思うんですけど、そんなんやったらより伝わりやすいですね。「あ、こうなってんや」って。反面なんかちょっとわからんところとかは、例えばこれ課題だと思うんですけど、今後もっともっとこの支援する企業が増えるためには、より具体的にその1歩先の深いところが自分に返ってくれば、多分その好循環サイクルがもっと回っていくかな。 あとは僕ら会社なんで、やっぱり社員もいて、社員の幸せを守るためには、収支を出していかなあかんと。慈善団体じゃないんで、株式会社でやってるんで、となったら、こういうのをやるために一発売り切りで、ぼんとこれだけ使ってっていうので、終わったらいいんだけど、そうじゃなくて、どんどんどんどん支援する、これをずっと続けていくためには、何かしらこのザ・ワークスが、その支援を今後もしていくために、今言ってくれたように、具体的な落としどころみたいなものがあったら、お互いもっといいんじゃないかなと思う。

加地:ZENの仕組みは多分使っているのでわかると思うんですけど、それを他の人に説明するとなった時に、ZENの仕組みのわかりやすい説明の仕方とかってありますか?

金本:え、まじすか!?あの、ほんまに説明ちょっとできないんですよ。僕はわかってるつもりでも。なんとなくはできますよ、なんとなくはね、ただ、そのなんていうか、ハード面の説明はできても、なんかもう少しその奥に隠れてるものっていうのがちょっと。 逆に今、加地さんがZENてっなんですか?って言われたら、どんな風に言いますか?

加地:普通に自分がいいと思った投稿に「いいね!」したら、そのところに寄付が行くっていう簡単な説明をして、そこから「ふーん」って終わった人はそれで終わるし、「え、どういうこと?どういうこと?」みたいな興味がちょっとある人には、もうちょっと深く説明します。

金本:え、興味があるバージョンでもうちょっと深く教えてもらっていいですか(笑)

加地:えっと、まずZEN messengerのアプリを入れたら、西条市の色んな団体がまず出てきて、その中から「いいね!」を押したら、100円がその団体に行くんやけど、自分はお金払わなくていいよって言って、そのお金どっから出とんっていったら、西条市の企業さんとかが出してくれとるお金がそっちに行っとるけん、うちらは気軽にできるんよっていう…

金本:ああ、いいですね。なるほどー、そんならアプリ使おうかなってなりそうね。 この私らはお金出さんけど、企業さん出してくれるやんという時に、企業さんとして何がメリットあんの?って言ったらどうなんですか。

加地:やっぱり、西条市との繋がりができたり、その貢献できとるっていうのが目に見えてわかるので、出してくれとる企業さんが分かれば、「あ、こここんなええ会社なんや」っていう、その貢献しとるっていうだけで、すごい西条市に協力的なのがわかって、自分が今度会社を探したりする時に、じゃここ西条市の貢献しとんだったら、ちょっと強いんかな、みたいな(笑)

金本:あー、いいですね。うまい、商売上手(笑) 企業はお金出す方やから、別にあんまり見返りは求めてないんですけどね。ただ、そうは言っても絶対に購買意欲っていうのがあって、最後に「あー買ってよかった、また買いたいな」っていう思いをしないと続かなかったりするね。 そういう時に仕組みもそうやけど、やっぱりZENバサダーのお2人みたいな人が、そういう直接の声出してくれたら企業はもうタレ目になりますよね(笑)そうなん!?って。 ほんなら次もう、すぐ頑張ってZENを出せるね(笑)っていう風になったりするし。 僕みたいなね、最終決裁者じゃなくて、こんなんあるからちょっとやりたいんだけどっていうのを上申する場合もあるよ。上申っていうのは、上役にね。僕が社長だったらポケットマネーとかで勝手にできんねんけど、そういう人じゃない場合もあるやんか。で、そうなった時って、その人が社長に「お、ええのやってるな!」って褒められるための落としどころ、間違ったもの買ってないよっていうのを言わせるためのもの、材料がほしい。 僕はZENってこんなんですよって見せてるけど、もうちょっと説明をできたらなっていうのがあって。

鈴木:大事なことやなと思います。これからもっとどんどん広げていくにあたっては、やっぱりそうやって継続してお金を出す意味があって、ちゃんと町の人たちが受け止めてくれてるっていう実感できるような仕組みがあった方がいいかなと。

金本:そうですね。

太田:あの、さっきフィードバックがあるといいということをおっしゃってたと思うんですけど、昨日取材させていただいたこども食堂の方が、私たちに言ってくださったのが、ZENを使用して食材を購入したり、保険料とか光熱費とかを支払っているっていうことなんですけど、そういうことをZENで使うと、すごいサポートが身近に感じたと。 ZENはお金なんですけど、お金じゃない、お金より気持ち。西条市の方の気持ちを感じれたり。やっぱり1人の方がバンって何万円出すんじゃなくて、いろんなところの、例えば、ザ・ワークスさんとか、いろんなところのお金がちっちゃく集まって、大きいお金になってるから、すごいありがたいっていうお話をいただいたってことを伝えたいなと。

金本:ありがとう!今聞いててね、なんかね、すごく伝わった。そんなふうに、うちの100円でもね、1人の1万円より100人のね、100円の方がええっていうね、そういうところなのかなとは思いますね。そっちの方がほっこりする(笑)

鈴木:そうですね。僕はそのお金を出していただいてる人たちのことをマイクロスポンサーって呼んでるんですけど、マイクロっていうのは、別に出す金額が1000円とか1万円とかちっちゃいんだよっていう話じゃなくて、10万、100万出してても、マイクロスポンサーって呼ぼうと思ってるんです。 それはなんでかって言うと、結局そのお金の一部が、100円とか、200円とかね、そういうのがちょっとずつマイクロに分配されていて、結果的にいろんなところに回っていくっていう意味で、マイクロスポンサーなんです。 だから、さっき言ったみたいに、みんなの思いが、ちょっとずつ積もり積もって、今回はこれだけのお金が集まって、ああ、じゃあこれをありがたく使わせてもらおうと。別に直接持ってきて渡していただくお金っていうのももちろんありがたい、ありがたく使わせてもらうんやけど、でも、ZENだったら100円っていうお金でもありがたく感じる。例えば寄付といって100円をリアルに渡されたら、逆になんかちょっと馬鹿にされてる気がしてしまう、みたいな(笑)

金本:うん、言ってくれたその通りだと思うね。あ、いやいや、そうですね、そういう気持ちとして受け取ってもらえてるんだったら、もう1回やりがいがあるね。うまいね(笑) 全部ギブアンドテイクのテイクがないとね、やらないかっていうと、全然そんなことないんでそこは勘違いしないでほしいんだけれど、ちょこっとあると嬉しい(笑)そんなぐらいの意味合いなんですけど。 今、聞けてめっちゃよかった。ほんまにそうなんやって。すごくよかったです。

鈴木:じゃあ、今日はほんとにありがとうございました。

加地・太田:ありがとうございました。

金本:とんでもないです、ありがとうございました。いや、もうこちらこそ、いい経験といい機会をありがとうございました。頑張ってね、もう本当に感動しました。
 
今回協力していただいた金本さんの会社はこちら。